血管肉腫の創薬研究におけるイヌ腫瘍モデルの有用性を評価する総説論文を発表

岐阜大学

2023年12月13日

国(guo)立大(da)学法人東(dong)海国(guo)立大(da)学機構(gou) 岐(qi)阜大(da)学

血管肉腫の創薬研究における イヌ腫瘍モデルの有用性を評価する総説論文を発表

 

【本発表のポイント】

・ヒトの血管肉腫は極めて予後(hou)が悪い悪性腫瘍ですが、患(huan)者(zhe)数が非常に少なく、治療(liao)薬の開発(創薬研究)が進んでいません。

・イヌの血管(guan)肉(rou)腫(zhong)はヒトと異なり高頻度に発生するうえ、ヒトと似た臨(lin)床動態と病理学(xue)的性(xing)質を示(shi)すため(図1)、ヒト血管(guan)肉(rou)腫(zhong)の疾(ji)病モデルとして有用と考えられてきました。しかし、現(xian)時点ではイヌ血管(guan)肉(rou)腫(zhong)は創薬モデルとして確立されておらず、治療薬開(kai)発への応用は実現(xian)していません。

・今回、イヌ血管肉腫を疾病モデルとして創薬に応用(yong)するために必要(yao)な要(yao)件を、基礎(chu)研究、臨床(chuang)、薬事規制、獣医病理学の専門家を交えて包括的(de)な観(guan)点(dian)から検討し、その成(cheng)果を論文として公(gong)開(kai)しました。

 

 

【概要】

 血管肉腫は、5年(nian)生存(cun)率9%程度と極めて予後が悪い悪性腫瘍ですが、患者数(shu)が非常(chang)に少なく(日本で年(nian)間50人(ren)程度、人(ren)口(kou)の0.00004%)、治療薬の開発研究が進んでいません。

 血(xue)管(guan)肉腫(zhong)(zhong)はヒトだけではなく、イヌにも発(fa)生します。イヌ血(xue)管(guan)肉腫(zhong)(zhong)はヒト血(xue)管(guan)肉腫(zhong)(zhong)とよく似た臨床動態と病(bing)理学的性質(zhi)を持つ一(yi)(yi)方(fang)で(図1)、特(te)定の犬種に極めて高(gao)い確(que)率で発(fa)生します。そのため、イヌ血(xue)管(guan)肉腫(zhong)(zhong)はヒト血(xue)管(guan)肉腫(zhong)(zhong)の疾病(bing)モデルとして新たな治(zhi)療(liao)薬(yao)(yao)開(kai)発(fa)研究への応用が期待されています。一(yi)(yi)方(fang)で、イヌ血(xue)管(guan)肉腫(zhong)(zhong)は現時(shi)点では創薬(yao)(yao)開(kai)発(fa)モデルとして確(que)立されておらず、薬(yao)(yao)剤(ji)開(kai)発(fa)への応用を推進(jin)するためには包(bao)括的な観(guan)点からのモデルの評価と議論が必要でした。

 この度(du)、マンスフィールド財団(tuan)・米国研究(jiu)(jiu)(jiu)製薬工業協会(PhRMA)指定スカラーを中心とした岐阜大(da)学高等研究(jiu)(jiu)(jiu)院(yuan) 平島一(yi)輝(hui) G-YLC特(te)任(ren)助(zhu)(zhu)教、慶(qing)應義塾大(da)学病(bing)院(yuan)/臨床研究(jiu)(jiu)(jiu)推(tui)進センター 明田直(zhi)彦(yan) 特(te)任(ren)助(zhu)(zhu)教(医(yi)師、医(yi)薬品(pin)承認審査経験者)、国立がん研究(jiu)(jiu)(jiu)センター中央病(bing)院(yuan) 腫(zhong)瘍内(nei)科 河(he)知あすか 医(yi)師(希少がん担当(dang)臨床医(yi))の研究(jiu)(jiu)(jiu)グループは、IDEXXラボラトリーズ 平島瑞希 獣医(yi)師(米国獣医(yi)病(bing)理(li)学専(zhuan)門医(yi) 解剖病(bing)理(li))と協働し、基(ji)礎研究(jiu)(jiu)(jiu)・臨床・薬事(shi)規制・病(bing)理(li)学の観点からイヌ血管(guan)肉(rou)腫(zhong)の有用性を評価し、総説論文として公開しました。論文は、日本時間2023年(nian)12月7日14時00分にFrontiers in Oncology誌(Impact Factor 6.24)のオンライン版(ban)で発表(biao)されました。本成果により、イヌ腫(zhong)瘍モデルを用いた創薬研究(jiu)(jiu)(jiu)推(tui)進の議論がさらに活性化し、新たな治療(liao)薬開発研究(jiu)(jiu)(jiu)への応用が期待されます。

図1 イヌとヒト血管(guan)肉腫は多くの分子生(sheng)物(wu)学的な共通(tong)点をもつ

 

【論文情報】

雑誌名: Frontiers in Oncology

論文タイトル: Hemangiosarcoma in dogs as a potential non-rodent animal model for drug
discovery research of angiosarcoma in humans

著者:  Kazuki Heishima, Naohiko Aketa, Mizuki Heishima, Asuka Kawachi

DOI:

 

【研究者プロフィール】

平島 一輝(へいしま かずき)

岐阜大学高等研究院・大学院連合創薬医療情報研究科
G-YLC特任助教

 

<略歴>

2013年(nian)3月 岩手(shou)大学獣医学課程 修(xiu)了

2013年4月 岐阜大学連合獣(shou)医学研(yan)究科(ke) 獣(shou)医分(fen)子病(bing)態学・臨床腫瘍学

2016年9月(yue) 岐阜大(da)学(xue)連(lian)合獣医(yi)学(xue)研究科(ke) 博士課程 修了(le) 博士(獣医(yi)学(xue))

2017年(nian)3月 日本(ben)獣(shou)医(yi)病理学(xue)専門(men)家協会認定(ding)専門(men)医(yi)(Dip. JCVP)

2017年4月 Yale University (USA), Yale Cancer Center, Postdoctoral Associate (Dr.Kluger Lab)

2018年4月(yue) 岐(qi)阜大(da)学大(da)学院連合(he)創薬(yao)医(yi)療情(qing)報研究(jiu)科 特任助教(jiao)

2022年4月(yue) 岐阜大(da)学高等研究院(yuan) G-YLC特任助教(jiao)(テニュアトラック)

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